
どうも、中国輸入コンサルタント兼プレイヤー兼会社員の浦野です。
この記事にたどり着いたあなたは、中国輸入ビジネスをはじめようにも何から手をつければいいかと調べている最中ではないでしょうか。
そこで今回は、中国輸入ビジネスを始める前に準備するものや、知っておくべきポイントをまとめました。
初心者の方ほど、とにかく稼ぎたい思いからきちんと事前準備をしないまま突っ走って失敗する傾向があります。
ウズウズする気持ちをグッとこらえ、この記事に書かれている内容を見て正しく始める準備ができているかどうか確認してみてください。
コンテンツ
準備しておくもの
中国輸入をはじめる上で、必ず必要となるものがいくつかあります。
大丈夫、そこまで特別なものはありません。
<必要なもの>
・ネット環境
・パソコン
・スマホ
・エクセルなどの計算ソフト
・メールアドレス
・ネット銀行口座(自分の名義のもの)
・クレジットカード(自分の名義のもの)
・稼ぐぞ!という決意
なぜ上記が必要となるか、その理由も含めてくわしく解説していきます。
ネット環境
この記事を見ている時点で、まず大丈夫だと思いますが・・・
中国輸入のリサーチや仕入れや販売は、基本的にすべてネット上で行われます。
たとえば、
・リサーチ:日本や中国のECサイトを見て販売候補の商品を調査する
・仕入れ:チャットやメールで中国品を買い付けしてくれる代行業者に指示を出す
・販売:日本のECサイトに出品する
などです。
自宅のネット環境についてですが、光回線でもWi-Fiでも、どちらでも構いません。
パソコン
デスクトップでもノートパソコンでも、どちらでも構いません。
タブレットでもできますが、いろんな作業の効率が悪いのでオススメできません。
パソコン自体のスペックは特に気にしなくてもいいです。
もちろんスペックが良ければ良いほどストレスなく作業できると思いますが、普段使っている家庭用のパソコンで十分です。
スマホ
基本的な作業や売上管理はパソコンでやることになりますが、外出中でもちょっとしたチェックができるよう、スマホも必要です。
・売上をチェックする場合
・お客様から急な問い合わせがあった場合の対応
・代行業者とのチャットやメールでのやり取り
などに使います。
エクセルなどの計算ソフト
利益の計算や在庫の管理で必要になります。
無くてもどうにかなりますが・・・効率が悪くなります。
利益計算や在庫管理だけでなく、中国輸入に関係して使ったお金なども整理しておくといいでしょう。
利益がでるようになれば、確定申告の際に中国輸入に関連する費用を計上することで節税につながります。
グーグルクローム(Google chrome)
パソコンのブラウザソフトはグーグルクローム(Google chrome)を使いましょう。
他のブラウザソフトにはない手軽な翻訳機能がついていて、中国輸入との相性は最高です。
他のブラウザソフトでもどうにかなりますが・・・効率が悪くなります。
メールアドレス
販売先となるECサイトのアカウント作成や代行業者との連絡で必要となります。
個人のプライベートのアドレスでも構いませんが、できれば中国輸入専用のアドレスを取得しておくと管理が楽になります。
Amazonやヤフーショッピングはフリーメールでも登録できますが、楽天だけはフリーメールや携帯メールでは登録ができません。
楽天に出店する場合は、プロバイダのメールを使うと良いでしょう。
ネット銀行口座(自分の名義のもの)
販売先となるECサイトでの売上金振り込みや手数料支払いで、銀行口座が必ず必要になります。
普段から使っている銀行口座でも構いませんが、生活費などの入金・出金と混じってしまうため、量が増えると管理が面倒ですし、確定申告の時期は大変な目に合います。
最初からネット銀行で中国輸入専用の口座を作っておくことをオススメします。
ネット銀行ではなくて普通の銀行でも構いませんが、その場合は必ずネットで操作できるように手続きしておきましょう。
売上が増えてくると、代行業者にお金を預けて商品を仕入れる回数も増えてきます。
毎回わざわざ銀行に出向いて送金手続きするのは大変ですよね。
クレジットカード(自分の名義のもの)
中国から商品を仕入れる場合には使いませんが、商品ページを作る場合などで外注業者を使う場合があります。
他には、ちょっとしたパソコンのツールを導入する時や、出荷に必要な備品を用意する時に必要となります。
クレジットカードがあれば、どんな支払いでも対応できるので用意しておきましょう。
デビットカードだと対応していない場合もあるので、クレジットカード一択です。
稼ぐぞ!という決意
当たり前ですが、とても重要です。
ついでに、「お金を稼いで何がしたいか」や「稼いだお金で何を買いたいか」ということもハッキリさせておきましょう。
目的がハッキリしている人ほど成功する確率が高いです。経験上ですが、これは間違いありません。
資金(最低1万円)を用意しよう
試しに少しだけやってみる。というレベルなら、1万円あれば1商品販売できると思います。
詳しくは後ほどところで説明しますが、ヤフーショッピングやメルカリであれば、アカウントを取得して出品するまでに手数料はかかりません。
1000円程度の商品を5個販売するだけなら1万円あれば実現できます。
この1万円という金額でわかると思いますが、中国輸入は小さく始めればお金を失うリスクも小さい。ということです。
もっと言うと、期待した価格で5個すら売れなければ、メルカリやヤフオクで激安で出品すれば、いくらかは戻ってくるのです。こんなに安全なビジネス、他にはないですよ!
開始して半年後に毎月10万円ほどの利益を生むくらいにしたいのであれば、できれば50万円くらい用意しておくといいでしょう。
最初から出品するものすべて成功するとは限りませんし、売れたとしても売上金が振り込まれるのは売り場によっては1か月後になります。
多少の失敗や、継続性ある安定的な利益を得るための種銭として50万円。というわけです。
例外としてAmazon OEMに着手する場合だと100万円は必要になります。
やってみる場合は、以下の記事を参考にしてください。
アカウントを取得する
物や資金の準備ができたら、次は販売先となる売り場のアカウントの取得です。
売り場の候補は沢山ありますが、代表的な4つを説明します。
・Amazon
・ヤフーショッピング
・楽天
・メルカリ
メルカリ以外は出品専用のアカウント取得が必要になります。
「普段から買い物しているから大丈夫!」とは思わないでください。
最初から上記4つすべての売り場でアカウントを作成する必要はありません。
最初のオススメはAmazon+ヤフーショッピング
売り場が複数あると悩むと思います。
そこで、初心者が取り組みやすい順番に並べてみました。
① とにかく試しに少しだけやってみたい人→メルカリ
② 月数十万円のビジネスに育てたい人→Amazon+ヤフーショッピング
③ 月数百万円のビジネスに育てたい人→Amazon+ヤフーショッピング+楽天
私のオススメは最初からAmazon+ヤフーショッピングです。
なぜ①をオススメしていないのかを説明すると、メルカリは売上が月数十万円になる頃には限界が来るからです。
くわしくは以下の記事で解説していますので参考にしてください。
また、③にある楽天はAmazonと同じくらい大きな売り場ですが、出店料だけで30万円ほど必要になるため、初心者にとっては苦しい出費になります。
楽天は他の売り場で成果が出てから考えると良いでしょう。
アカウント作成に必要なもの
売り場ごとのアカウント取得に必要なものはこちらです。
アカウント取得までの期間ですが、メルカリが最も速く1日もかかりません。
それ以外の売り場は、混み具合にもよりますがだいたい2週間程度はかかると思っておきましょう。
他にもいくつか注意すべき点を説明しますね。
Amazonは大口出品を選ぼう
「大口出品」と「小口出品」のコースがあり、「大口出品」を選択しましょう。
「小口出品」は、誰かがすでに販売している商品の相乗り出品しかできません。
くわしい違いについては、こちらを確認してください。
月々の手数料が発生するので、すぐに中国輸入を開始しないのであれば、開始直前まで登録しなくてもOKです。
最初は小口出品で登録し、後から大口出品に変更することもできます。
開業届の取得方法
ヤフーショッピングや楽天では開業届が必要になります。
多くの方は開業届を取得したことがないと思うのでカンタンな手続きの流れを書いておきます。
まず、国税庁のホームページから開業届の書類をダウンロードできます。
記入したら最寄りの税務署に提出するだけです。
税務署の窓口が混んでなければ、1時間もかからず受理されるはずです。
「えっ!たったこれだけで開業したことになるの?」と思うくらいカンタンです。
なお副業の場合、開業届を出すことによって本業の会社を辞めた際に失業保険が出なくなるデメリットもあります。
心配なら、こうしたデメリットも調べておくといいでしょう。
開業届を出しても会社に副業がバレない?
会社に勤めている場合、税務署に開業届を提出すること自体に抵抗があると思います。
やはり一番心配なのは、「会社に副業がバレないだろうか」ですよね。私もヤフーショッピングに出店する際に相当悩みました。
まず、開業届の情報が勤務先に届くことはないので、バレません。
副業がバレるとしたら、確定申告時に住民税が勤務先給与の額と合わなくなり、勤務先の給与計算担当者から後日気づかれる可能性はあります。
この点については、地域の役所が税額通知書をどのような形式であなたの勤務先に通知しているかによっても変わり、絶対的な答えはありません。
最近の大副業時代の流れから、副業を解禁する会社も増えていますし、副業を禁止している会社でも黙認するケースが増えているはずです。
100%の答えがないのであまり気にしても身動きがとれませんし、時代の流れに身を任せて開業届を出してしまってもいいのではないでしょうか?
ちなみに、私自身や周囲の人で、「会社にバレて処罰された!」という人は今まで見たことがありません。
代行業者を探そう
Googleなどの検索サイトで、「中国輸入代行業者」と検索すれば、たくさん見つかるはずです。
大きく2種類あり、月額無料・有料があります。
月額が有料のところはサービスの質は高いのですが、最初は無料のところでも十分です。
月額無料で使った分だけお金がかかる代行業者を選びましょう。
また、AmazonのFBA倉庫に直接納品も対応できるかどうかも重要なポイントです。チェックしておきましょう。(大半の代行業者は対応しているはずですが)
月額無料であればいつでも他の代行業者に切り替えられるわけですから、最初からたくさんの時間を使って選ばなくてもいいでしょう。
関税や利益計算を理解しよう
中国輸入では、さまざまな費用がかかってきます。
始める前から細かく計算してもキリがないので、まずは全体像を理解しておけば問題ないと思います。
ここでは、Amazon FBA倉庫に在庫する場合で説明します。
<発生する費用>
① 商品仕入代金
② 代行業者の手数料
③ 中国国内の送料(中国のお店や工場→代行業者へ発送する際の送料)
④ 中国→日本への国際送料
⑤ 輸入時の関税や税関手数料
⑥ 日本国内送料(直接納品が可能ならば不要)
⑦ Amazonの販売手数料(販売価格の8~15%)
⑧ AmazonのFBA手数料(注文ごとの送料や在庫保管料金)
⑨ 商品ページ作成などで写真家やデザイナーに支払う経費
細かく言えば他にもありますが、主要なものは上記になるでしょう。
初心者の方がつまづきやすい上記⑤と、全体の利益計算についてを以下で説明します。
輸入時の関税や税関手数料
特に複雑なのがこの部分です。
こちらについては別の記事でくわしく説明していますので参考にしてください。
全体の利益計算
エクセルなどのソフトを使って、利益計算をしておくと良いでしょう。
リサーチ方法をまとめた以下の記事で利益計算ツールを無料配布しています。
使ってみるといいでしょう。
指導者やコンサルタントも検討しよう
中国輸入というのは「正しい攻略法」を身に着ければ初心者でも十分稼げるのですが、近所の英会話教室のように正しく学べる場所というものがありません。
くわえて、正しい攻略法を身に着けるためには何度も成功と失敗を繰り返す必要があり、独学では大変な時間がかかることになります。
そこで、中国輸入経験者が周囲にいれば指導をお願いするか、ネットでコンサルタントを探してみるといいでしょう。
悪徳コンサルタントを見極める方法
上記の通り「正しく学べる場所がない」こともあって、初心者から金を巻き上げる悪徳コンサルタントが存在しているのも事実です。
以下の記事に悪徳コンサルタントを見極める方法が書いてあります。参考にしてください。
中国輸入ビジネスは「スポーツ」と同じ
いきなり何だ?と思うかもしれません。
ここからは基礎知識ではなく、概念の話になります。
私が中国輸入ビジネスを誰にでもわかりやすく説明する際、一番しっくりくる言葉が「スポーツ」です。
オリンピックで金メダルを取るようなスポーツ選手は、皆さんムキムキの体つきですよね。
それに対して、初心者のあなたはこれから中国輸入というスポーツで結果を出し、お金を稼ごうとしているわけです。
最初は筋力が足りないので、少しずつ少しずつ、筋力トレーニングで体をたくましくしていく必要があります。
体が出来てきたら、試合してみて、勝てないようならまた筋力トレーニングして・・・と繰り返していくわけです。
実際の中国輸入ビジネスもこれと全く同じ。
まずは初心者に見合った少額のお金で少量仕入れてみて、試しに売ってみる。
少しずつ売れて利益が出るようになってきたら、たくさん仕入れて利益を増やし、商品を増やし、売る場所も増やしていく。
ライバルに勝てないようなら、ライバルの商品や売り方を研究して対抗策を考える。
なぜいきなりスポーツの話をしたかというと、中国輸入で売上や利益を獲得するということは、「自分よりも先に出品している人から売上を奪う」という競争心が必要だからです。
この記事を読んでいる人の中には、「誰とも競争せず静かに生きたい!」という人もいると思います。
そのような性格の方は、中国輸入ビジネスには手を出さない方がいいでしょう。
しかし、少しでも「やってみようかな」と思うのであれば、ぜひオススメしたいです。
下記の記事を読めばわかると思いますが、「初心者でもカンタンに稼げるビジネス」だからです。
なおオリンピックで金メダル(中国輸入で言えばAmazonでランキング1位)を狙うほど努力しなくても、月に数十万円は稼げますのでご安心ください。
まとめ
・中国輸入を始める上で特別なものはいらない
・最低1万円からでも始められる
・まずは売り場のアカウントを取得しよう
・Amazonは大口出品で登録
・ヤフーと楽天は開業届が必要
・発生する費用の全体像を理解しておこう
・中国輸入ビジネスはスポーツと同じで競争だ!
いかがでしたでしょうか?
この記事の内容を一通り用意できれば、中国輸入ビジネスの開始はもう目の前です。
あなたの中国輸入ビジネスが順調なスタートをむかえられるよう、心から願ってやみません。