
どうも、中国輸入コンサルタント兼プレイヤー兼会社員の浦野です。
この記事にたどり着いたあなたは、中国輸入でとにかく安く仕入れる方法を探しているのではないでしょうか?
それもそのはず、仕入れ価格が下がれば下がるほどあなたの稼ぎも増えますからね。
そこで今回はアリババを使って、とにかく安く仕入れるためのコツをまとめました。
このページを読むことで、初心者の方でも安く仕入れることができるようになります。
ではいってみましょう。
コンテンツ
安さを追求!アリババ
中国輸入の仕入先サイトは80以上ありますが、アリババが最も安いです。
ただし商品の掲載数はタオバオの方が多いため、タオバオでしか買えない商品も存在します。
そのため、
「アリババとタオバオ両方にある商品はアリババから仕入れる」
と考えましょう。
なおタオバオから買う場合でも、この記事で書かれている手法はそのまま使えます。
参考にしてください。
安く仕入れるコツ
中国輸入というのは仕入れの過程でさまざまなコストが発生します。
つまり、それだけ「さまざまな部分で価格を下げられるチャンスがある」とも言えます。
ここから具体的な手法を説明していきます。
誰でもできるようなカンタンな手法から、難易度が高いものまであります。
複数の手法を使って最安値を目指しましょう。
多く注文する
まずは誰でもできるカンタン手法から。
アリババでは、多くの場合、1度に注文する量が多ければ多いほど安くなります。
下の画像を見てください。日本でもよく見かけるリュックサックです。
この商品の場合だと、1注文の数量が
3~49個:20元
50~9999個:18元
10000個以上~:16元
です。
つまり、
・45個注文する場合 20元×45個=900元
・50個注文する場合 18元×50個=900元
となります。
当然、50個注文する方がお得ですよね。
※実際には上記に加え、あとで説明する送料が加算されます。
何個注文すると値下げになるかを必ずチェックしておきましょう。
仕入先に値下げ交渉する
仕入先への値下げ交渉です。
私の経験上では、だいたい10%は下げてくれます。
数が少なくても下げてくれる所もあれば、数が多くなっても全く交渉に応じない所もあります。
こればかりはやってみるしかありません。
アリババに表示されている価格体系以上に値引きしてくれます。
希望価格と共に代行業者に依頼しましょう。
<テンプレート>
代行業者〇〇さん
商品×××について、仕入先へ価格交渉をお願いします。
希望は1回の注文200個で単価17元です。
今後も継続的に注文する予定です。
宜しくお願い致します。
中には値下げを要求することに抵抗を感じる人もいるでしょう。
大丈夫、遠慮する必要はありません。
アリババのお店も値下げ交渉は日常的に対応しています。
中国国内送料を下げる
商品の多くは中国国内での送料が発生します。
仕入先→代行業者に送ってもらう費用ですね。
まずは送料の見方から説明します。
① 河北省 保定市:発送元
② 请选择 :お届け先を選択してください
③ 快递¥○ :送料¥○元
この部分を使って、希望の数量を仕入れる場合の送料を計算しましょう。
ここでは、
送り先:浙江省金華の義烏市(イーウー市) ※多くの代行業者がある場所です
数量:50個 で計算します
送料は79.5元ということですね。
商品価格と同じように、交渉すると送料無料にしてくれる仕入先があります。
代行業者に依頼して交渉してもらいましょう。
<テンプレート>
代行業者〇〇さん
商品×××について、仕入先へ送料の交渉をお願いします。
1回の注文50個で送料79.5元です。
これからも継続的に注文するので、送料無料にしてください。
宜しくお願い致します。
商品価格と同じで、購入数が少ないと厳しい交渉になります。
目安として、30個以上なら対応してくれる仕入先もあるでしょう。
交渉がうまくいかないようなら、「何個なら送料無料になるのか」と聞いてみてください。
なお、あなたが送料交渉の相談を持ち掛けなくても、代行業者が自分の儲けを増やすために交渉している場合もあります。
代行業者から請求されている手数料の中に、その送料が含まれているかどうかチェックしてみてください。
たくさんの数を仕入れているのに毎回送料を取られているようであれば、代行業者がピンハネしている可能性が高いです。
代行業者に厳しく言って無料にするのも手ですし、良好な関係を重視して我慢するのも手です。
私の場合、毎月100個以上仕入れるものは遠慮なくツッコミを入れてます。
国際送料を下げる
さて、次は中国から日本に送る国際送料です。
2つの手法があり、
・複数の注文を一度にまとめて送る
・船便で送る
です。
複数の注文を一度にまとめて送る
たとえば3種類の商品を扱っていたとします。
商品A:6月1日に代行業者から出荷できる
商品B:6月4日に代行業者から出荷できる
商品C:6月5日に代行業者から出荷できる
これを、すべて「6月5日にまとめて出荷してもらう」という手法です。
それによって、少しでも国際送料を安くするのです。
ただし、商品によっては同じ便で送れないものもあります。
たとえば、商品Cだけバッテリー内蔵の商品だった場合、通常便で商品A~Cをまとめて出荷することはできません。
また、「商品Bだけは在庫切れしそうだから早く出荷してほしい!」などが出てきます。
このように、どの商品・どの分をまとめるかは、状況に応じて判断していくといいでしょう。
船便で送る
量がまとまると、航空便で送るよりも船便の方が送料が安くなります。
(航空便)機体の安定や燃料消費に影響を与えるため、体積か重量の大きい方で料金が決まる
(船便)船便は重量の影響をほぼ受けないため、重量ではなく体積で計算
という違いがあり、量や便によっても価格は変わってきます。
それぞれの輸入便の価格体系に応じて計算することもできますが、慣れないと複雑です。
素直に代行業者に「この量だとどっちが安い?」と聞くのが近道です。
目安としては、月に数百個も売れるような商品なら船便を検討するといいでしょう。
なお、船便によるデメリットも存在します。
ズバリ、届くまでが遅いという点。
(航空便)4~7日前後で届く
(船便)14~30日ほどかかる
中国輸入を開始して間もない頃は、航空便を使うといいでしょう。
こまかく計算したい場合は、自分の代行業者が使っている国際便の価格体系リストを入手しましょう。
代行業者選び
悪質な代行業者を選んでしまうと、それだけであなたの稼ぎが減ってしまいます。
とにかく最初のうちは「月額無料」・「国際送料が安い所」を選びましょう。
くわしくはこちらの記事を参考にしてください。
シーズンオフに買う
ここからは難易度が高い方法ですし、こんな方法があるのか・・・という程度で見てください。
季節ものの商品はシーズンオフなると価格が下がります。
たとえば、
・秋口には需要が無くなる水着
・春先には需要が無くなる防寒具
ですね。
こうしたものを、安くなる時期を狙って大量に仕入れるわけです。
もちろんデメリットもあり、
・翌年もそれが売れるとは限らない
・在庫を抱える場所が必要になる
・売れて現金化するまでの期間が長い(キャッシュフローが悪くなる)
です。
毎年トレンドが変わらずよく売れる、小さな商品。
そんな都合の良い商品が見つかれば、やってみるのもいいでしょう。
中国のセール期間を狙う
イベントで普段よりも安く仕入れられる時期があります。
たとえば、アリババの9月20日前後の「商人祭り」
タオバオだと11月11日前後の「独身の日セール」ですね。
独身の日セールはとても有名で、日本でもニュースで話題になっています。
タオバオ掲載されている商品の半分が10~20%引き。すごいですね。
こうした大きなセール期間中は、普段よりも多く発注するといいでしょう。
仕入れ価格だけに目を奪われるな!
ここまで、仕入れ価格を下げる手法を書いてきました。
しかし、あなたの利益を上げるには、もうひとつ方法があります。
それは、「高く売ること」
中国輸入を開始して間もない人ほど、「高く売ること」を見落としています。
何を隠そう、私も初心者のころはそうでした。
経験を積んだ今、ハッキリ言えることは、
「安く仕入れるより、高く売る方が重要だしカンタン!」
ということです。
・100個の仕入れ価格を1元下げると、+1600円(交渉に手間がかかる)
・100個の販売価格を30円上げると、+3000円(価格を変えるだけ)
売値を上げる方が楽に稼げます。
中国輸入では、安く仕入れることよりも、高く売ることを極める方が、はるかに大きく稼げるのです。
まとめ
・安さを追求するならアリババ
・多く注文すると安くなる
・価格交渉は代行業者に依頼しよう
・中国国内の送料無料を狙おう
・まとめ輸入か船便で国際送料を安くしよう
・代行業者は月額無料で国際送料が安いところ
・セール期間やシーズンオフもチャンスあり
・仕入れ価格だけに目を奪われるな
・高く売ることの方がカンタン!
いかがでしたでしょうか?
複数の手法を組み合わせて、満足のいく仕入れ価格を狙ってください。
でも、絶対に忘れないでください。
「安く仕入れるより、高く売る方がカンタン」ということを。
この記事によって、あなたの利益が少しでも上がることを心から願ってやみません。